2024.10.25
離職率改善
離職率改善
医療従事者、介護従事者の離職率は全産業平均の離職率より高い傾向にあります。医師につきましては70%の医師が転職経験をお持ちで、転職経験1回が27%、2回が20%、3回が9%、6回以上は5%の医師が転職をご経験されておられます。看護師につきましても離職率が20%を超えておりまして、介護従事者の離職率につきましても20%台を推移しております。
離職理由は給与、待遇面の不満がトップで、過重労働や長時間労働、人間関係、スキルアップの機会が少ない、家庭との両立が難しいといった理由が多く、弊社が採用支援、事務長代行に入らせて頂いております医療機関様、介護施設様、介護事業所様も、離職率改善が大きな課題となっておりまして、離職率改善のお手伝いをさせて頂く機会が増えております。
離職率改善には離職理由を改善する事が最も早い手段でございますが、長年ご勤務をされておられる医療従事者、介護従事者の方が退職をされず、長年ご勤務頂けている要因は何なのかという事も把握する事が大切なポイントだと考えております。特に弊社が事務長代行に入らせて頂いております医療機関様、介護施設様、介護事業所様では、スタッフの方々とのコミュニケーションを密に取り、どんな事で悩んでおられるのか、どんな事が不安に思っておられるのかという事をお聞きした上で、院長先生、施設長へフィードバックし、並行して、長年ご勤務頂けているスタッフの方にも、ご勤務を続けて頂けている要因をお聞きし、対策に繋げております。給与額につきましては、他のスタッフとのバランスがございますので、給与額を上げ、待遇を見直して退職を引き留める事はせず、全てのスタッフに、平等にインセンティブを付与する等、本人と良く話し合いながら、勤務を継続頂ける条件を探るのも一つの方法だと考えております。
人間関係につきましては、当事者に非がないかどうかを検証し、当事者に非がないとの結論になった場合は、配置転換を含め、出来る限りの策を練り、当事者に納得頂けるまで話をする事が大切だと存じます。
離職率改善は今後も大きな課題となり、多くの医療機関様、介護施設様、介護事業所様にとって、もっとも解決したい問題になる事は間違いございません。離職率改善策につきましては、弊社の採用支援事業、事務長代行事業におきまして、今後も今まで以上に、医療機関様、介護施設様、介護事業者様のお力になれるよう、動いて行く所存でございます。